「少子化」は英語で“sub-replacement fertility”どういう意味?
チカゴロよく聞く言葉、「少子化」の英語について確認してみます。
「少子化」は英語で何て言う?
「少子化」という言葉、英語では何て言うのでしょうか?
この「少子化」は英語では“sub-replacement fertility”となります。
「少子化」
- sub-replacement fertility
この英語の“sub-replacement fertility”はなぜこういう英語になるのでしょう?
ひとつひとつ英単語の意味を確認してみましょう。
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“sub-replacement fertility”はどんな英単語の組合せなの?
「少子化」という意味の英語“sub-replacement fertility”について
英単語の意味も確認してみます。
英単語“sub”について
この“sub”には「代わりをする」という意味があります。
また、英単語の最初につける場合の【接頭辞】としては次のような意味になります。
【接頭辞“sub”の意味】
- 下、下位
- 副、亜、
- やや、半
以上のような意味になりますね。
subを使った英語にはどのようなものがあるのか参考例を見てみましょう。
例)
submarine
“submarine”は、sub(下の)とmarine(海の)ということで「潜水艦」となります。
sub-zero
“sub-zero”は、sub(下の)とzero(ゼロ)ということで「零度以下の」となります。
英単語“replacement”について
この“replacement”には次のような意味があります。
【英単語“replacement”の意味】
- 取り替え、交換、戻すこと、置換
- 代替品、交換品、代用品
- 後継者、後継ぎ、代理人、後任
以上のような意味があります。難しそうな言葉ですが、カンタンに言うと
「代わりに置き換えるもの」といったニュアンスだと考えれば良さそうですね。
英単語“fertility”について
この“fertility”にはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが次のような意味になります。
【英単語“fertility”の意味】
- 土地が肥えていること、肥沃
- 多産、実りが多いこと、繁殖力
- 豊富さ、豊かさ
以上のような意味になります。
「出生率」の英語は“fertility rate”となります。
“fertility”はまさに「生産力」「繁殖力」という意味だと思えばわかりやすいですね。
“sub-replacement fertility”はなぜ「少子化」という意味になるの?
“sub-replacement fertility”の英単語ひとつひとつ調べてみましたが、
なぜこれで「少子化」という意味になるんでしょうか?
それには「人口置換水準」を理解しないといけません。
「人口置換水準」とは?
「人口置換水準」とは、出生数と死亡数が同じになることです。
人口が減ってしまう死亡者数を、新たに生まれてくる出生者数で置換(置き換える)して
人口の増減が無い状態の水準になっていることなんですね。
「人口置換水準」の「置換」は「おきかえ」もしくは「ちかん」と読みます。
この「人口置換水準」は英語で、“replacement-level fertility”と表現します。
人口置換水準が保たれていれば、人口は変わりません。
しかし、出生率がこの人口置換水準よりも低下してしまえば、出生数が減少し、
子供の数とその割合が低下することになるんです。
ですから、sub(下の)という接頭辞をつけて“sub-replacement fertility”にすれば
「人口置換水準の低下」となり「少子化」という意味になるんですね。
【まとめ】
- 「少子化」とは、人口置換水準が低下すること
- sub(低下の) + replacement fertility(人口置換水準)で“sub-replacement fertility”
人口が増えた後、経済発展の末に「少子化」となることが世界の国々で起こります。
急激に経済成長した日本では、その急激さあまりに「少子化」が大きな問題となりました。
今後の日本だけでなく、アジアを中心とした世界に様々な国々でこの「少子化」が
問題とされるでしょう。英語の“sub-replacement fertility”は今後ものすごく
重要な言葉となることは確実ですね。
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